【動画あり】鉄棒ダンスやマラカンブとは?ポールダンスとの違い・特徴・大会情報を解説!

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ポールダンス、バーダンス(鉄棒ダンス、エアーダンス)、マラカンブとは?それぞれの違いを知りたい!

こんにちは、ポールダンスナビのmaaako(@PoledanceNavi)です。
私はポールダンス教室に通っているのですが、そのつながりで「マラカンブ」というスポーツで活躍する選手を知ったり、
「バーダンス」という新しいジャンルのダンスに興味を持つようになりました。

以前(といってもかなり前ですが)、SONYの「ブラビア」のCMにて、女優の北川景子さんが「マラカンブ・・・」と意味深な言葉を発し、「マラカンブってなんだろう?」と興味を持った人もいるかもしれません。
ポールダンスと同じスポーツと勘違いされやすい、マラカンブ

そして、ポールダンスと似ていると思われやすい、もうひとつのスポーツ、バーダンス(エアダンス)。

どれも地に張った棒を使いながら技を披露するスポーツなのですが、それぞれの定義や違いはあまり知られていないのではないでしょうか?
そこで今回は、ポールダンスと勘違いされやすい「棒を使った」スポーツ、マラカンブとバーダンスについて紹介していきます。

マラカンブとは?ポールダンスとの違いや特徴を解説!

まずはマラカンブについて!
Wikipedia先生の概要を見ていきましょう。

運動としてのポールの使用は、800年以上の歴史があるインドの伝統的なスポーツ「mallakhamb(マラカーンブ)」が最古とされている。mallakhambはインドのレスリングの訓練から発達した器械体操の一種で、高さ2.6メートルの木製の柱を使い行なわれ、ポールマラカーンブ(Pole Mallakhamb)と呼ばれる。

Wikipedia

訳し方によっては「マラカーンブ」とも読むようですね。
インドで生まれたこのスポーツは、金属の棒を使うポールダンスと違って、木製の柱をのぼっていきます。
つるつる滑る金属のポールと違い、木製の柱は少し肌が滑りにくいのが特徴。
滑りながら技を披露するポールダンスと比べると、技が完成するたびピタっと止まることが多いかもしれません。

またポールダンスは女性が踊るイメージが強いかもしれませんが、マラカンブは男性のプロが多いのが特徴。
といっても今ではどちらも男女関係なく、スポーツとして楽しんでいる人が増えてきていますよ。

国際大会もある?インドで人気の競技スポーツ「マラカンブ」

マラカンブは「訓練のひとつ」から、技の美しさや力強さを競う「競技スポーツ」として知られるようになっていきました。
発祥の地インドにはマラカンブの国際連盟があり、インドの全29州が競技会へ参加しています。
国際マラカンブ大会は25年以上も前から開催されているんですよ。
マラカンブ大会のトーナメントは年齢や性別により、以下の4つのカテゴリーで演技のクオリティを競い合います。

Under 12(12歳以下)
Under 14(14歳以下)
Under 16/18(16歳以下の女性と、18歳以下の男性)
Above 16/18(それ以上)

大会の基準を見ると、男女関係なく挑戦できる、青少年向けのスポーツのようですね。

ここまでいろいろと書いてきましたが、イメージが沸かない人も多いはずなので、動画を紹介します。
人間の筋力がどれだけポテンシャルを持っているのか、驚くはず!

あの有名な海外番組「Got Talent」に出場したマラカンブ選手たちは、即決勝戦へ進めるシードカードを手にしています。
その様子はこちらで見ることができます。

マラカンブはまだまだ国内で認知度の低いスポーツかもしれませんが、日本人マラカンブ選手として活躍している人もいるんですよ。
美しさを競うスポーツとして、これから日本でも広がっていきますように!

バーダンス(エアダンス)はどんなスポーツ?特徴や魅力を解説!

さて次はバーダンスについて!
こちらもポールダンスやマラカンブのように「棒」を使うのですが、違いはどこにあるのでしょうか?
これはInstagramに投稿されたバーダンスの様子です。

バーダンスとは、鉄棒など公園や体育館にある器具を使った懸垂などのパフォーマンスのこと。
基本的にはポールダンスやマラカンブと違って、横になった「バー」を使ったスポーツと言えますが、定義は明確ではありません。
というのもバーダンスは、トレーニングのひとつが派生してできたスポーツなのです。

バーダンスは発祥もはっきりしていませんが、アメリカでジムにある器具などを頼らずに行う「自重トレーニング」が流行したのも発達したきっかけと言われています。
自重トレーニングとはスクワットや逆立ちなど、重力に逆らった動きで筋力をつけるトレーニングを指します。
バーダンスは棒を使うことから、一見自重トレーニングとは思えないかもしれませんが、自分の体を自分の筋力で持ち上げているので「自重トレーニング」に分類されます。

自分の体を懸垂しながら持ち上げ、音楽に合わせて持ち方を変えたり体を揺らすバーダンスは、本人のトレーニングであると同時に、ほかの人もパフォーマンスとして楽しめますよね。
鑑賞するのも楽しいスポーツ、という意味では、ポールダンスやマラカンブと近い存在ではないでしょうか?
バーダンスを楽しむ人が増えると、もしかしたら将来公式な大会も始まるかもしれませんね。

鉄棒ダンスのAIRFOOTWORKSがテレビやSNSで話題に!


バーダンスは公園の鉄棒やジムの懸垂マシンなどを使って、誰でも挑戦しやすいスポーツ。
ポールダンスやマラカンブでは頑丈な縦向きの棒が必要ですが、バーダンスのバーは身近で見つけやすいため、筋トレ好きを中心に趣味で始める人が増えているようです。
ところでなかには、バーダンスをアートとして取り入れているアーティスト集団もいるんですよ!

そのひとつが、日本で生まれた鉄棒ダンスのアーティスト集団AIRFOOTWORKS
3人の息の合った無重力ダンスは、世界中のイベント主催者からオファーがくるほど人気を集めています。
「嵐にしやがれ」等のテレビで特集されたこともあり、気になっている人もいるかもしれませんね。

ちなみにAIRFOOTWORKSはポールダンスのように縦向きのポールを使ったパフォーマンスも取り入れています。
トレーニーたちの憧れ、鯉のぼり(人間フラッグ)もさりげなく、そしてかっこよく盛り込まれていますよ。
バーダンスに興味がある人は、ぜひ彼らのInstagramアカウントもチェックしてみてください♪

AIRFOOTWORKS公式Instagram

まとめ

似ているようで似ていないポールやバーを使うスポーツ、挑戦してみたいものはありましたでしょうか。
日本ではあまり見かけないですが、マラカンブに関しては日本にも協会はありますし、バーダンスに関しては公園にある鉄棒や懸垂マシンで挑戦できます。
簡単そうに見えてかなりの筋力と気合いが必要となりますので、特に初めての人は無理をしないように気を付けてくださいね。

 



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