ポールダンス用ヒールの選び方!初心者や練習用にベストな高さは?
こんにちは!ポールダンス歴10年、ポールダンスナビのmaaako(@PoledanceNavi)です。
ポールダンスと言えば、セクシーでかっこいいヒール!
私が通うポールダンス教室もヒールを履いて練習するクラスがあり、10年の間で何足か買ってはクラスで使っていました。
今回は私の体験から、ヒールの選び方を紹介しようかなと思ったのですが・・・恐ろしいほど進まない。
損しないヒールの選び方を紹介するつもりが、いつの間にか通販で自分用のヒールを探してしまうんですよね・・・
それほどポールダンスのヒールって多種多彩で、どれもめちゃくちゃかわいいんです(言い訳)
と言うことでだいぶ寄り道をしましたが、初めてヒールを買う人はもちろん、買ったことのある人も迷う(?!)ポールダンス用ヒールの選び方を紹介していきますね。
先にちょっと予告すると、長く大事に使っていけるようなヒールには、ある特徴があります!
もちろん好きなデザインから選びたいですが、数回履いただけで壊れるようなヒールはもったいないもの。
数回は極端なようにも思えますが、普段履く靴を選ぶような気持ちで買ったヒールの場合、ちょっと激しいフロアダンスを練習しただけでヒールが欠けたり、装飾が取れてしまうことは全然珍しくありません。
一番厄介なのが、ヒールでポールダンス教室の床を傷つけてしまうこと!
安いヒールを買って得したつもりが、教室の床修理で結局たくさんのお金を払わないといけなくなるかも・・・
教室などの練習場所をキレイに使い続けるためにも、ヒールの買い方の基本はおさえておいて損はありません!
ポールダンス用のヒールは決して安い買い物ではないので、特にファーストヒールを買う人には失敗してほしくない・・・!
ここでは壊れにくいヒールの選び方から、スタイルがよく見えるヒールの選び方まで、得するヒールの買い方をぎゅっとまとめてみました。
初心者はもちろん、選ぶヒールのレパートリーが似てしまいがちなポールダンサーにもぜひ参考にしてほしいなと思っています。
そもそもどうしてポールダンスにヒールが必要なの?
個人的な話ですが、ヒールを履いてポールダンスを練習していたときの写真をSNSに投稿すると、よく「なんでそんな高いヒールを履いて練習するの?」「そんなの履いてたらこけちゃいそう!」といったコメントをもらうことがあります。
もちろんセクシーに見えるから、脚が長く見えるから、という理由でも履いているのですが、ポールダンスだからこそヒールとの相性がいい理由もあるんですよ。
2つあるので、それぞれ紹介しますね。
理由①トリックの迫力が増して広いステージでも目立つから
ポールダンスにも使えるヒールは、6インチから9インチくらいの高さがあります。
1インチがおよそ2.54cmなので、ヒールを履くと15.24cmから22.86cmくらいも視界が上がる計算ですね。
※あとから詳しく説明しますが、ポールダンス用のヒールは高さをcmでなくインチ単位で販売しているメーカーが多いため、ここでもヒールの説明は「インチ単位」で話していきます!
もし身長160cmのポールダンサーが履いたとすると、180cmくらいの「長身」になって踊ることになります。
普通、日本で180cmの人が街中を歩いていれば、混雑した場所でも頭ひとつ抜き出て目立ちますよね。
そんな長身の人がポールダンスショーでトリックを披露すれば、必然と大きなパフォーマンスに見えるもの。
余談ですが、フィギュアスケートは手足の長い選手のパフォーマンスが有利になる、とも言われます。
表現力が勝負のダンスは、どんなジャンルでも手足の長さが武器になりえます。
ところがバレエやジャズダンスといったほとんどのダンスは、特性上ヒールを着用できません。
その点、ポールダンスはヒールを履いてもできるトリックが多く、むしろヒールを履くことで表現できる小技を使うことだってできます。
小柄でもヒールを履けば表現力を諦めることなく踊れることも、ポールダンスにのめり込む人がいる理由のひとつかもしれませんね。
ところで、約15cmの6インチと、約22cmの8インチのヒールをそれぞれ履いてみると、たった2サイズ違いでも印象が大きく変わります。
下の画像の透明なヒールが6インチ、黒いヒールが8インチです。
ん?親子の靴?というくらいの差があると思うのは私だけでしょうか・・・
どちらも、今使っている私の練習用ヒールです。
横から見てみましょう。
はい、遠近法ではありません。(笑)
8インチの場合、身長より22.86cm視界が上がる計算でしたね。
私の身長は165cmなのですが、8インチ着用するだけで187.86cm!
まるで雰囲気イケメンの身長と同じ!
はい、遠目でも目立つ雰囲気イケメンと同じ身長になりました。無理矢理感はありませんね。
これだけ大きければ、広い会場でポールダンスショーをしても目立たないことはありませんね。
自称雰囲気イケメンの方失礼いたしました。
理由②ヒールの重さでトリックの見栄えを良くすることもできるから
ヒールってけっこう重いんですよね。
重さを実証するため、特にアンクルストラップの使用感がかわいそうなヒールをタニタのスケール(食用)に乗せてみました。
まずはソール部分が(努力と汗の結果)黒くなった6インチヒールから。
片方だけで388gですね。
それでは今度は、ソールについた金のロゴが剥げて履いたあとの足裏がキラキラしそうな8インチヒール。
なんと504g!!6インチよりだいぶ重そうですね。
つまり8インチのヒールを履くと、1キロくらいの重さになるのです。
待て待て、1キロって大した重さじゃないでしょ?と思いました?
足に一般的なうさぎが乗っている。
もしくは
足にお肉3人前、と想像してください。
これで踊るんだから、けっこうな重さになります。
もし下の画像のようなポーズをすれば、伸ばした脚に重さがさらに加わってより地面近くまで脚をおろすことができます。
また逆上がりでポールにのぼるときも、ヒールがあると開脚したときに重さが助けてくれます。
下の画像はヒールを履いていないときの逆上がり。
ヒールの重さがあれば、180度以上の開脚になったかもしれませんね・・・
ちなみに画像の彼女はこのポールダンスナビのもうひとりの運営者です。
悪いことは言わないから、ちゃんとヒールを履いて練習しようね~(彼女は重いヒールを履いていると逆上がりで腹筋を使うからって、普段は履きたがらないんですよ。腹筋500回の刑ですね。)
失敗しない!ポールダンス用ヒールの選び方
ということで前置きが長くなりましたが、さっそくポールダンス用のヒールの選び方を紹介します。
ずばり、次の3つをおさえておくことが最低条件です!
②アンクルストラップ付きを選ぶ(サンダルタイプ・装着が面倒なものは×)
③ノーブランドを選ばない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①軽さ重視なら底が空いたタイプ・「カンカン」するなら底がつまったタイプ
まずは①から。
ポールダンスでも使えるヒールの中には、つま先のヒール部分に空洞があるタイプがあります。
空洞の分重さが軽減されるため、重さに慣れない初心者や体重を支えるトリックを多く取り入れたショーをする人にもおすすめです。
一方で中身がつまったヒールは重さがあるものの、ポールダンスショーでよく見かける、ヒールを強く打ち付けたパフォーマンスを取り入れることができます。
「カンカン!」と挑発的な音を出すことができるため、フロアダンスに力を入れたい人に選ばれています。
どちらか迷う場合は、中身がつまったヒールを選びましょう。
重さは先ほどお伝えしたとおり、トリックの精度を上げるために使えるほか、やはりフロアダンスのレパートリーが格段に上がるため、多くのプロポールダンサーに選ばれていますよ。
個人的には、ファーストヒールにも中身のつまったヒールがおすすめ!
最初は重く感じるかもしれませんが、いい体幹訓練になります!(笑)
なにより、「カンカン」したくなったときに買い替える必要がなくなるのも大事なポイントです。
②アンクルストラップ付きを選ぶ(サンダルタイプ・装着が面倒なものは×)
次は②について!
ポールダンスでは転がったり、脚を蹴り上げて踊ることもあります。
激しい動きにあわせてヒールが飛んで行ってしまっては危険なので、サンダルタイプのものは避けるようにしましょう。
またレッスンで使うヒールを探している場合、アンクルストラップに凝った細工があると装着に時間がかかって準備に手こずってしまいます。
本当に気に入ったデザインならありかもしれませんが、レッスンに集中できるようになるべく脱ぎ履きしやすいものを選ぶことをおすすめします。
③ノーブランドを選ばない
そして最後に③について!
ポールダンス用ヒールにはさまざまなブランドがありますが、ダントツで安心して使えるのはプリーザーシューズ!
私が通っているポールダンス教室でもシェア率90%くらいあるじゃないかというくらい、超人気ブランドです。
プリーザーシューズはヒールが折れにくいため、日本はもちろん世界中のポールダンサーに愛されているんですよ。
ちなみに私が今まで買ったポールダンス用ヒールもプリーザーシューズ製ばかり。しかもどれもヒールが折れたことはありません!
ポールが踊れるヒールの代表格!PLEASER SHOSE(プリーザーシューズ)を選ぼう!
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ポールダンスでも使えるスーパーハイヒールの代表格といえばPLEASER SHOSE(プリーザーシューズ)。
アメリカ・南カリフォルニア発祥のプリーザーシューズは、40か国以上で知られるセクシーな靴の専門店。
丈夫で壊れにくいことから、ポールダンサーにも重宝がられています。
オープントゥの単色ハイヒールはもちろん、ラメやデザインが凝ったものや、サイハイブーツというエナメル素材などで仕立てられた膝上ヒールなど種類も豊富。
シーズンごとに新作も登場しているため、被りが気になる人はシーズン限定作を選んでみましょう。
ただ私の通う教室では、単色のシンプルなヒールを履いている人が多い印象です。
シンプルなものは衣装にもあわせやすいほか、装飾が剥がれ落ちる心配もないのがメリットですね。
初心者・練習用におすすめのPLEASER SHOSE(プリーザーシューズ)3選
練習用としておススメするのはやはり透明!
練習後にフロアが自分のヒールのカラーで汚れる心配もなく、後片付けが楽になります。
黒のヒールはセクシーな王道カラー
透明ヒールで慣れてきたら、色のついたヒールを選んでみましょう。
特に黒はポールダンスらしい王道カラーですよね。衣装にも合わせやすく、かっこいい振り付けの相性もぴったり。
ちなみに黒のヒールは、削れてきても油性マーカーで塗り潰して補修?できます。(私談)
脚を長く魅せたいならベージュ
世界的にも人気のベージュは、どのサイトでもよく売り切れになっているので、予約購入が良いかも。
まとめ
ポールダンサーが何故ヒールを履くのかという理由が少しでも理解していただけましたでしょうか。
ポールダンスだけでなくコスプレにもぴったりのスーパーヒール、見つけてみませんか。
編集後記?植木鉢にも
Instagramで、使わなくなったポールダンス用ヒールを植木鉢(プランター)として使う人を発見!
私のクリアヒールも、劣化してきたらこうしてみようかな・・・
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